ドロンワークについて 斎藤圭司 斎藤綾子 ドロンワーク刺繍作品集
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『ドロンワーク』とは

ドロンワークは、布地の織糸を縦、または横、格子など直線に抜き、残った織糸をかがって、
様々な透かし模様を作る、糸ぬき手芸のことである。 「糸の芸術」とも呼ばれる。
布地にステッチをかけたり、縦糸や横糸を部分的に抜き取った残りの糸をかがったり、
渡した糸にステッチをかけるなど、布地に模様を描く技法の総称である。


『ドロンワーク』の歴史

その歴史は古く、4世紀頃、中央アジアのフン族が発祥したと考えられている。
15世紀〜16世紀初頭のイタリアで、最も技法が発展した。
その後、ドイツや北欧等をはじめとする欧州各国、更に中米・メキシコにまで広まり、
次第に欧米諸国全土に広まっていった。
其々の国や地域で、其々の独特の技術や好みが加えられ、
国民性・地域性などに合った、個性的な図案や技法が創り出された。
基礎のかがり方は、ほぼ同一だが、出来上がった作品には、国や地域の独自性が表れているのが、
ドロンワークの特長の一つと言われる。

日本には明治維新後、訪日した外国人の持ち物として入って来たのが始まりとされ、
その珍しい技芸に目を瞠った日本人は、
宣教師より家庭的に教わったり、作品を分解しながら、研究を重ねたと言われている。
戦後〜昭和40年初め頃には、ドロンワーク先進国を凌ぐほどの技術的な発展を見せ、
欧米諸国に輸出する程となり、一つの産業とまでなるが、
それ以降は、中国・スワトウ刺繍の格安な価格に押され、次第に輸出量は減少していった。
現在でも、ドロンワーク製品の殆どは中国製であると言われる。
現在、日本製のドロンワーク刺繍が市場に出回ることは稀であり、大変貴重なものとなっている。



『ドロンワーク』各国の呼び名
国名 呼び名
日本 ドロンワーク
アメリカ ホワイトワークス
ドイツ シュヴァルム
ノルウェー ハーダンガ―
デンマーク ヒーダポー          
ウクライナ Myreschka







イタリアとドイツ 写真で比較するドロンワークの図案

イタリア ドイツ












 






















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